
この度、アナログ制作に新しい風を吹かせるべく、新しい画材を仲間にしました!
ターレンスのエコライン カラーインクです!
そもそもなんで「カラーインク」を買おうと思ったかというと、
マンネリ化を脱却したかった。
これに尽きます。
私は普段、アナログでカラーイラストを描く際には、インクマーカー(ネオピコカラー)や、ポスターカラーを使ってきたのですが、正直ちょっと飽きてきていました…。
頻度でいうと、ネオピコカラーを使うことが多かったのですが、
マーカーあるあるでインクが無くなると買い足さなきゃいけない。これが本当に面倒臭いし、お金もしょっちゅうかかる・・・。
なので、インクをケチって塗っていることもしばしばありました(^^;
「この色ちょっと出なくなってきたから別の色で代替えしよう」とか。
もうそんな葛藤とは、おさらばしたい!
そこで新しい画材を開拓しようと考えた末に、このエコラインのカラーインクに辿りつきました。
エコラインカラーインクに求めた要素
今回、私が画材を選ぶ際に、譲れない!と思っていた項目がこちらです。
・上から塗っても線画が消えない(透明のもの)
・色の種類が豊富
・筆が使える
・しょっちゅう買い足さなくてもいい
・めちゃめちゃ高額じゃないもの
エコラインはこれらをすべてクリアしていました。
こちらのインク、値段は一瓶 約550円。
私が今回購入したものは、5色セットで2750円でした。
(世界堂オンラインだと、20%OFFとかでお得に売られたりしてます。)
けして安いとはいえませんが、1色がカラーマーカー約2本分の値段だと考えるとコスパはかなりいいかなと。
液体インクなので無い色は買わなくても、最悪混ぜて作ることができるという点も、お金の節約になるんではないかと思いました。
仕様・特徴
それではここから写真を使って特徴を紹介していきます!
まず外見はこんな感じ。


写真のように、蓋の裏側がスポイト状になっています。

こんな仕組みのついたインクなんて今まで使ったことがなかったもんで、最初はほんと感動しました…。
さらにこのスポイト、優れもので例えばこんな風に…⇩

紙に直に描くことも可能です。
では次は筆で描いてみます!


ほんの少し湿らせた筆に直接インクをつけて描いてみました。
画像が少し粗いので分かりにくいかもしれませんが、めちゃめちゃ発色が良いです。
少なくとも自分が今まで使ってきたものの中で群を抜いて綺麗だと思いました。
そして、すでに気付かれた方いるかと思いますが、つけペンも使えちゃうという嬉しさ!
色名を漫画用Gペンを使って描いてみたのですが、こちらも問題なく線が引けました!
ついでに、今回買った5色でさっそくイラストを描いてみたので載せておきます。

紙は水彩紙のコットマン(細目)を使用。
紙はできるだけ分厚いものがいい気がしました。(おすすめは270g/㎡以上)
私はこってりと濃い色を塗り重ねていくのが好きなので、こういった塗り方になりましたが、ぼかしや透明感のある塗りをしたい!という方でも、インクや水の量をちょっと工夫するだけで、その人それぞれの塗り方が出来ると思います。
また、バラで1瓶ずつ購入するときはとりあえず、赤、緑、青系の色揃えとけばいいのかな・・・?って思うんですが、たぶん使ってたら他の色も欲しくなります。…なんなら次の日とかに。(自分がそうでした)
あと、もし何色か選んで買う際には、
黒色と白色は絶対買っとくことをお勧めします!
濃くしたり、薄くしたい時には必須ですので!
まとめ
ここまでいいとこばっかりお話してきましたが、正直な話、悪い所が見当たらないのが現状です。
といっても、私もまだ数回使っただけなので、不満点も少なからず出てくるとは思いますが、とりあえず塗って塗って塗りまくろうと思っています!
けして安い買い物ではありませんが、私のように創作に新しい風を吹かせたい!!と思っている方は、ぜひ一回使ってみて欲しいです。
「次はどんな絵を描こう・・・」とワクワクさせてくれる、そんなカラーインクの紹介でした!
追記:その後、気づいた点
しばらく使ってみての追記です。
個人差あると思いますが、自分は以下の点が残念なポイントでした。
- 白を混ぜると透明色じゃなくなる(線画が消える)
- めっちゃムラになる
白を混ぜたら不透明になってしまうのは盲点でした…。
塗っている最中に線画がぼやけて見えなくなると、全体像が分かりにくくなって塗りにくくなるのがすごく嫌だったのでここは非常に残念です。
じゃあ白を使わなかったらいいじゃないかというとそうではなくて、
インク少しに大量の水を混ぜれば色は薄くはなるのですが、それだけだと理想の色にならないことがあります。
残る選択肢は白を混ぜるか、色を買い足すか。
買い足すのもいいですが、そんなに安くはないのでちょっとお財布的にも厳しい…。
あとこれは私の技量によると思うのですが、めっちゃムラができます(^^;
一筆でシュッと塗らないと筆の輪郭が残ってしまってすんごく汚い絵になってしまい、そのムラを消そうと水筆でなでても、またそこにムラができての繰り返し…。
はっきりした濃い色づかいが好きなのですが、そういった色を重ね塗りすればするほどムラはひどくなっていくばかりでした。
あまりに上手く塗れないので、自分の下手くそ加減に数日落ち込んだくらいです笑
もしかしたら、淡い色やぼかしを使った作品を描く方には良いのかもしれません。
あとは紙との相性も塗り方を左右しそうです。
発色はすごくいいですし、けして使い勝手の悪い画材ではないと思うので、諦めずにもう少し使ってみたいと思います!

